アルミナイズボルトアルミナイズ関連加工メニュー

ボルトの腐食やカジリ問題を解決します。

アルミナイズ・アルミナイズα処理の技術を利用したアルミナイズボルト・アルミナイズα処理ボルトは、耐食性・耐熱性・耐摩耗性・耐コンクリート性・焼付きカジリ防止として、自動車メーカーや港湾関係、石油設備、高炉関係、焼却炉等、様々な分野で使用されてます。

アルミナイズボルト

アルミナイズボルトは、ボルトにアルミニウムをめっき加工することで、アルミと鉄の合金化合物を生成させた新金属と、表面に付着したアルミニウムとによる2層式のボルトです。
アルミは、電解溶液中においては、犠牲防食効果を発揮して、大気中においては強靭な酸化被膜を形成して絶大な防錆効果を発揮致します。特に、海岸地域や海水環境での防錆効果は、亜鉛めっきの約10倍程度もあります。又、めっき処理において純アルミニウムを使用しておりますので、世界中の環境法令に抵触することのない、環境にやさしい防錆処理です。

アルミナイズαボルト/アルミナイズαアンカーボルト

上記のアルミナイズ処理をしたボルトを、低温熱拡散処理を施して、素材とアルミを合金化させためっき加工がアルミナイズα処理ボルトです。α処理ボルトはの特徴は、耐熱性が非常に強く、鉄-アルミ合金が非常に硬い事から、耐高温酸化腐食だけでなく、焼付きカジリ防止にも有効とされてます。
また、アルミナイズα処理はアルカリ・中性域での耐食性を発揮することやコンクリートの付着強度が向上することから、アルミナイズα処理アンカーボルトとしても使用されております。

アルミナイズボルトの特長

1. 耐熱性 鉄-アルミ合金層融点1160℃ 耐熱性は約1000℃を有しております。
2. 耐摩耗性 鉄-アルミ合金層硬度Hv800~1000と非常に硬くなります。この硬度により、ボルトと焼付き・カジリ防止に非常に効果があります。
又SUSのボルトは高摩擦係数・高熱膨張係数・低熱伝導率により非常にカジリ易いですが、この処理により防止できます。
3. 耐コンクリート コンクリートは、強アルカリ性(pH12.5)であり、アルミニウムはこの環境に非常に弱いとされています。しかし、鉄-アルミの合金層は、この強アルカリ性環境にも耐食性をもち又、コンクリートの中性化が進行しても酸化皮膜により十分耐食性を維持いたします。
4. 寸法精度 通常溶融めっき(どぶ漬け)では、精度を要求されるものには不向きでありましたが、アルミナイズα処理により、約±10μでの管理が可能となりました。又、使用環境に応じて厚めっき60μと薄めっき20μとコントロールができます。
5. ランニングコスト 実際の使用現場では、カジリ防止剤の塗布の必要はなくなり、又ボルトの再利用が可能となります。
6. 環境対策 アルミナイズ製品と同様に、めっき処理工程に六価クロム・カドニウム・鉛等の環境規制物質を一切使用しておりません。

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